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関根ひかり×岩崎純一 トーク・イベントに行ってきました!

こんにちは、伊藤です。

春になり、日芸にも新入生が入学してきたりと新しい一年がはじまりますね。

私は、日曜日に関根ひかりさんと岩崎純一さんのトーク・イベントを聞きに行ってきました。

岩崎さんは、日芸でも何度かゲスト講義をしてくださったり、日芸マス研でも取材をさせていただいたりと日芸とつながりのある方です。

 

 

 

 

今回のトーク・イベントは関根ひかりさんの個展内でのイベントとして開催されました。

関根ひかりさんは、文字を造形に取り込む作品など言葉をテーマに取り扱った作品の展示を行なっていました。

私たちは4月9日の第3回目のトーク・イベント「自然言語の法則、人工言語の挑戦」を聞きました。

 

 

 

 

岩崎さんは自身で「岩崎式日本語」を制作された人物でもあります。

「岩崎式日本語」とは、精神疾患者や言語障害者といった大多数の日本人が使用する日本語では自分の気持ちを伝えることが難しい方などが、自分の気持ちを伝えることができるように既成のルールにはとらわれない新たな人工言語としての日本語をさします。

トーク・イベントの中でも、「岩崎式日本語」に触れて精神疾患者とされる方々の主語の捉え方についてお話しされていて、とても興味深いものでした。

精神的に傷ついたことのある人たちは、自分という存在(主語・主体)を他者であったり、他の物体に飛ばすことによって傷つくことから逃避する傾向にあるそうです。

そのため、「私が扉をひらく」という文章も「私で扉がひらく」といったように、答えることが多いと教えていただきました。

そういった方々のために「岩崎式日本語」は制作され、日本語という言語を否定することなく、新たな人工言語として日本語を利用したより自由度の高い言語として様々な方に必要とされているのです。

関根さんは、この「岩崎式日本語」の研究も行なっており、今回の関根さんと岩崎さんのトーク・イベントも開催されたようです。

 

第3回では、「自然言語の法則、人工言語の挑戦」ということで自然言語(母語とされるもの)を地理的(政治的、軍事的)距離と血縁的(生物学的)距離、心理的(社会的)距離の三つに分類して、自然言語で自分(主体)がどれだけの人と会話やつながりを得ることができるのかについてお話ししていただきました。

地理的(政治的、軍事的)距離では、血縁ではない人々と地理的にどこまでならば同一の自然言語が伝わるのかといったことについて触れられており、大陸レベルまで変わってしまうと伝わることがありませんが、その国や地域が植民地であったりした場合には、言語統制ということで政治的には例外的に同一の自然言語が伝わる可能性もあると岩崎さんは考えているようでした。

血縁的(生物学的)距離では、親子や親戚は同じ自然言語で交流を持っていることについて触れており、民族間まで自然言語の同一範囲は広げることができますが、人種や動物としての種が変わると伝わることがないとのことでした。

私は、特に心理的(社会的)距離についての自然言語の分析が面白かったです。

心理的(社会的)距離では、仲の良い友人やビジネスパートナーといった交流が深い人や身近な人ほど、母語が異なっていてもお互いの共通言語によってコミュニケーションをとることができます。

しかし、同国内や同民族内の赤の他人やケンカした友人、または犯罪の加害者といった人々と主体である自分は同じ自然言語でなければ関係が成立しないのです。

親しい友人のように、コミュニケーションをとるために言語として努力が必要な関係は、同一の母語でなくてもいいのです。

しかし、心理的距離の離れた人間ほど、同一の自然言語をお互いに有していなければ関わることすらもないのだと分析されており、心理的距離が遠いほど同じ自然言語を使用していることに対して驚きを感じました。


普段、当たり前のように使っている母語も分析してみると、様々な関係性の上で成り立っているコミニュケーション方法なのだと知ることができました。

既に、成立し、無意識に使用されている言語ほど、分析してみると様々な要素から使用範囲も決まっているのだと分かり、改めて言葉の面白さを感じました。


「岩崎式日本語」は、日本語を元とした人工言語ですが、日本語のもつ要素では気持ちを伝えられない人たちにとって、新たな母語として存在していくのではないかと思いました。

イベント内で関根さんのおっしゃっていた「その人にとってのことばが、そういった形であっただけ」といったようなコメントに、とても納得しました。

伝えたい気持ちを日本語の細かなルールに縛られて伝えられないよりも、自分にあった言語で自分の伝えたいことを言葉にすることができればいいのであって、正解や不正解なんてものは存在しないのだとかんがえることができました。



伊藤

posted by: 日芸マス研 | アート&エンターテイメント | 11:46 | - | - |-
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