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高校生直木賞審査員の井上優子さんにきく!!

 ごきげんよう!井ノ森です。

今回はなんと今を輝く女子高生にインタビューをして参りました!


(写真:井上優子さん 高校二年生)

取材に応じてくれたのは、明治学園高等学校2年生の井上優子ちゃんです。
ぴちぴちのJKです。
今年度の文芸春秋主催の「高校生直木賞」に審査員として選ばれた経歴を持つ、
優子ちゃんにお話を伺いました。

ー今回高校生直木賞の審査員として選ばれたそうですが、
      なぜ審査員に応募してみようと思ったのですか。


 母が週刊誌に載っていた「高校生直木賞」の広告を見つけて、進めてくれたのがきっかけです。
 応募要項に”3人以上の高校生グループであること”とあったので友人に声をかけて
 それから学校の先生に相談をして、その後に校長先生ともお話をして…。
 決定したのはいいものの、選考会までの準備が大変でした
 本が送られてくるんですけど、それを読んで自分たちのグループのなかで一番いい本を選ぶんです。
 それからグループの代表1名が実際に地方から集まってきて、賞を決めるんですけど、
 もう圧倒的な準備不足で反省しました


ー本はいつごろから好きなんですか。またどのくらいの量を読んでますか。

 昔は児童文学のものしか読んでこなかったんですけど、
 のめり込んだのは、小5くらいのときです。
 宮部みゆきの『ブレイブストーリー』を勧められて
 なんだこの分厚くって、大人の香りのする本は…!と思いました。
 本は週に大体2冊は読みますね。本当は1日に2冊読みたいんですけど(笑)

ー最近のお薦めの本はありますか。

 宮部みゆきさんの『木暮写真館』がとてもよかったです。
 読みやすい文章の中にある引っかかる部分…そういう感情知ってるな
 みたいな部分が沢山あって、もっと読みたいと思いながら読了しました。
 あと私は、森見登美彦さんです!誰が何と言おうと!
『有頂天家族 二代目の帰朝』は迷わずハードカバーで買いました。
 面白く生きることを信とする狸が主人公です。肩の力が抜ける阿呆さの
 一方で、無性に泣かされました。

ー今の出版業界のこと、文学界のことをどう思いますか。

 難しいことは分かりませんが、身の回りの人を見て思うのは、本読みが少ないのが悲しいです。
 こんなに楽しい本が沢山あるのに!
 でも、本屋さんをふらついていると、これは本である必要があるのか?
 という疑問を持つことは時々あります。漫画やアニメを無理やり本にして
 いるような本を読むと、何か違うといいたくなります。
 出版業界が不況な昨今ですが、だからといって読者に媚を売るような本は
 あくまで読者目線ですが、バカにしないでっ…!と言いたくなります。

ー優子ちゃんにとって文学とは。

 薬です。例えば『博士の愛した数式(小川洋子)』。
 読むと、心がしゃんとまっすぐになります。
 記号の羅列が意味をなして、世界を作り、人まで動かしてしまうなんて
 すごいことだなあと。文字だけって、とても極端な表現だな、と。
 だからこそ読み手に委ねられる部分が多くて、
 一人一人に全く違う効力をもたらしてしまう。
 …なんか陳腐なことしか言えないです(笑)

ー今回の経験はどんな影響があったのでしょうか。

 高校生直木賞選考に参加して、つくづく読書量が足りない、と思いました。
 それだけじゃなくて、表現力も語彙力も何かも足りない、と思い知らされました。
 もっと読書経験を積んで、自分の糧にできたらなあ、と。
 将来も、やはり本に関わっていたいので、日々精進していきたいです。

※高校生直木賞選考委員の高校生達の作文は『オール讀物7月号(文芸春秋)』に
 掲載されているそうなので、ぜひお手に取ってみてください。


取材 井ノ森

 

 
 
 

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