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岩手に行ってきました!(パート4)
 こんにちは、伊藤です。

今日は宣言通り、「オシラサマ」について
紹介したいと思います。

オシラサマは、東北で信仰されている
家の神で、養蚕や農業、馬の神ともいわれています。


オシラサマの神体


オシラサマについては、遠野物語にも書かれています。
まずは、オシラサマ伝説を紹介していこうと思います。

先ほどの写真は、オシラサマの神体です。
桑の木でつくった30cm 程度の棒の先に、
男女の顔や馬の顔を描いたり彫ったりしたものです。
それに、布切れでつくった衣を重ねて着せたもので、
普段は神棚や床の間に祀られてあるそうです。

写真の神体は遠野の「伝承園」という
かつての農家の生活様式を再現し、
伝承行事や民芸品の製作などを体験できる施設があるのですが、
そこの曲り家にあったものです。

曲り家というのは、L字型の家のことで、
人間の住む母屋と馬小屋を直角に連結した農家のことをいいます。



伝承園・曲り家


遠野は名馬の産地としても知られており、
軍用として馬の育成には、
特に力を入れた地方でした。
農家では労役使役や運送の手段として重宝されていました。

オシラサマの話は、
このように馬を身近に感じていた遠野だからこそ
広く知られることとなった人と馬の悲恋物語がオシラサマ伝説です。



昔、遠野のあるところに貧しい百姓がいた。
妻はなく、美しい娘がおり、一匹の馬を飼っていた。
娘は馬をとても愛しており、いつしか恋をしていた。
そして、ついには馬と夫婦になってしまった。
これを知った父親は怒り、
娘には知らせずに、馬を連れ出して
桑の木に吊り下げて殺してしまった。

このことを知った娘は嘆き悲しみ、
桑の木の下に行き、死んだ馬の首にすがりついた。
父は娘の嘆く姿に、さらに憎しみが募り
斧で馬の首を切り落としてしまった。
すると、娘はその首に乗ったまま
馬と一緒に天に昇って去っていった。
それがオシラサマという神になった。



この内容が、最もポピュラーなオシラサマ伝説だと思います。
しかし、この話には続きがありますので、
それもご紹介。


「私はこれから出て行きますが、
父が後に残って困ることのないようにしておきます。
春3月16日の朝、夜明けに起きて
庭の臼の中を見てください。
父を養うものが入っていますから」
そう言うと、娘は馬と共に飛び去っていきました。

その日になって、父が臼の中を覗いてみると、
馬の頭をした白い虫がわいていました。
それを桑の葉でもって養い育てたという。



白い虫とは絹をつくりだす蚕のことです。
このことから、オシラサマは養蚕の神様としても
知られています。

ここに書いたものは、
遠野物語に紹介された内容として紹介しています。
しかし、場所や書物、人によっては伝えられ方が異なるようです。

たとえば、
私が行った「とおの昔話村」
語り部の方から聞いたオシラサマは、


父は馬のことを桑の木に吊るし、
皮を剥いだことで途中で絶命したと言っていました。
また、剥がされた馬の皮が風にのり、
娘の体を包み込み、馬の頭とともに天に昇っていったとか。
また、残った桑の木に
娘と馬の姿を彫ったという後日談などなど。
伝えられ方は様々なようです。



とおの昔話村


とおの昔話村では、タイミングが良ければ
語り部の方が岩手の言葉で昔話をいくつか
お話してくれるので、ぜひ訪れてみてください。

ただ、関東人の私には聞き取りづらかったり、
どういう意味?なんていう方言も・・・
ある程度、
岩手の昔話を知っていた方がわかりやすいかもしれません。


また、とおの昔話村には柳翁宿という
柳田國男や折口信夫が宿泊し、
民俗学調査の拠点ともしていた旅籠屋でした。



二階・客室


二階の客室に、
柳田國男も宿泊していたとか・・・
ここに、本当にいたのかと思うと
なんだか柳田國男を身近に感じ、
ちょっと遠野物語以外も読んでみようかな
なんていう気持ちになりました。

文学は体で体験すると、
読書欲が高まるみたいです(笑)



また、伝承園の方には
曲り家の奥座敷にある
「おしら堂(御養蚕堂)」というところには、
千体のオシラサマが安置されており、圧巻でした!


おしら堂

このオシラサマには、
願いを込めてオシラサマ着布を体験することもできます。



なんとも奇妙な馬と人の恋物語。
一度聞くと忘れられないお話です。
しかし、それだけ馬が人にとって大切で、
愛情深く接していたのだろうとも思います。

きっと、日本にはまだまだ
人となにかの恋物語があるのでしょうね。
少し、どんな話があるのか調べたくなりました。



次回は、妖怪の里である遠野を離れ、
あの宮沢賢治ゆかりの地である
「花巻」を紹介したいと思います。
お楽しみに!

伊藤
posted by: 日芸マス研 | 文学名所めぐり | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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