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『すべての経験は力になる!―真田和義氏 講義』

 

小山です。


先月29日に行われた、
日本大学芸術学部文芸学科内「雑誌研究」ゲスト講義の記録記事です。

編集研究は日本大学芸術学部の中でも編集者として多くの人、事柄に関わってきた新井信先生から出版・新聞業界の流れを細かく聞ける授業である。

 

新井信先生の人脈により、ゲストをお呼びしての講義が行われた。

 

真田 和義 (さなだ かずよし)

北海道釧路市出身、1951420日生まれ。中央大学卒、75年毎日新聞社入社。北海道支社報道部長の01年に「旧石器発掘ねつ造」スクープで新聞協会賞、早稲田ジャーナリズム大賞、菊池寛賞を取材班代表として受賞、現在、MOTTAINAIキャンペーン、富士山再生キャンペーン事務局長。ノーベル平和賞受賞者でケニアの環境保護活動家、ワンガリ・マータイさんとともに日本語の「もったいない」を世界の合言葉「MOTTAINANI」として発信している。

 

新聞記者に留まらず、様々な活動・経歴を通した体験談を語って頂いた。

 

 

最初に真田さんは黒板に線を書き始めた。

縦軸に過去、現在、未来そして横軸に本人の個性、組織の性格と書く。


「話をするうえで過去の話をCASE1、現在をCASE2、そして未来をCASE3として話をします。またその中で本人、つまり私の個性と組織、会社の性格をふまえていきます。私はもう59歳ですから、みなさんこれくらいの歳の人が何を言っても同じじゃないかと思うかもしれませんが本人の個性、組織の性格によって大分違うものになります」

 


「私は毎日新聞で働いています、毎日新聞は再来年に生誕140年を迎えます。新聞社では一番古く、現在の発行部数も390万部と三番目の発行部数です。全体で三千人が働き、そのうち記者が千七百人です。事業は名人戦や高校野球など、言うなれば国民とともに歴史をつくってきました」

 

毎日新聞の長い歴史に驚いた。
それはずっと前から国民の生活のなかに根付いているということだろう。


真田さんご自身のお話になる。

 

「私は北海道で生まれ育ちました。若い頃就職活動はしていませんでしたね、小説家になりたかったんです。でも親の目もありますからね、出版社で広告取りの仕事をしました。そこで毎日新聞が新人募集をしているのを教えてもらい応募し、札幌の毎日新聞で働くことになりました。北海道の毎日新聞には四十人しか記者がいませんでした、これは横浜と同じくらいでしたね。七年前まで北海道で働き、東京にでてきて色々なことをやっています。私自身の話をしますと、血液型はB型、独身です。毎日新聞に入ってからの趣味はオートバイやウィンドサーフィン、スキューバダイビング、フライフィッシングなどやってきました。どれもこれからの肥やしになるんですよ。小説は30歳代で書いたのがテレビドラマの脚本部門で二等になるなど、合わせて120万円くらい賞金をもらいました。それでも二足のわらじはやっぱり駄目です、どちらかに人生をかけないと無理です。小説は37、8で小説の限界を感じて記者一筋になりました」

 


パワーポイントやスライドショーを使うためのスクリーンには真田さんのデスクトップである、アメリカ合衆国大統領バラク・オバマのプライベート写真が映しだされている。

 

「この写真は2006年の夏、アフリカのケニアで私が撮ったプライベート写真です。オバマ氏の父がケニア人で、このころはまだオバマ氏も上院議員で大統領になるなんて誰も思っていなかったでしょうね。これは私の失敗談ですが、そのとき新聞記者の直感でこの人は絶対初の黒人大統領になると感じました。しかし自分の語学力の無さですね。オバマ氏と突っ込んだ話ができなかったんですよ。密接に関わりが持てなかった。戻ってきて、幹部にオバマ氏が大統領になることを想定した勉強会をするべき、と言ったんですが、この提案は通りませんでしたね」

 

そんな経験後も真田さんはオバマ氏の祖母と交流を深めている。


「何が起こるかわかりませんから、タネをまいておくんです」

 


お話は過去にさかのぼり、CASE1。
記憶に残っている方も多い旧石器ねつ造事件である。

 

「旧石器ねつ造事件ですね、これは北海道のチームで暴きました。最初はひょっとしたらそんなことがあるかもしれない程度の疑惑でしたが、ちょうど世紀が変わる前だったんですね、21世紀に嘘の歴史を残したくないと思いました。三か月で一千万円のお金を使いましたね。最初は北海道に旧石器を掘りに来るということで五名の報道記者で二十四時間見張りましたが、草むらで調査団長自身が埋めているようなそんなそぶりはしている、くらいで決定的な証拠はつかめませんでした。次に埼玉でこれは十日間チームを派遣し、そこでも証拠は見つからなかったんです。ここで個人の何事にも積極的な個性がでてきます、北海道、埼玉とたくさんお金を使いました。これは私の報道部長としての単独決裁で出しました。そして三度目の宮城です。ここで何かつかめなければ私のクビはとんでいました。最後の賭けです、そこで石器を埋めている映像が撮れたんです。その後本人に最後にインタビューをしました。やりたいことはやりたい。責任は自分でとる。その気持ちでしたね。さらにここは組織の性格も関係していて北海道の毎日新聞はある種独立王国のところがあり、私のやりたいようにできました。またひとり考古学を学んでいた者がいたんですが、チームには入れませんでした。エキスパートを入れてしまうと先入観が生じ、加えて大学で学んだ、教授や先輩・後輩同士のつながりで、取材情報がひょっとしたら漏れるかもしれない、と心配しました。組織において情報管理はとても大切なことです」

 

撮影した映像は一切他のメディアには流さなかったという。
メディアの責任。


また毎日新聞の記事のために暴いた事件という認識はまさに仕事人、プロフェッショナルの言葉につきる。

 

旧石器ねつ造事件のスクープにより数々の賞を取った真田さんはその勲章を手に東京にでる。



現在、CASE2のお話である。


「東京にでてきて、ノーベル平和賞をもらったマータイさんと“MOTTAINAI”について話します。CASE2の成功例は2005年、環境省の方ともったいない、は素晴らしい日本語だよね、と話していて、世界に発信していきたいと考えていました。それならノーベル平和賞をもらったマータイさんが日本にくるから彼女に広めてもらえないだろうかと、思ったんです。こういうことにはシナリオが大事ですから、彼女が日本の空港に着いて少しの待ち時間にお話しをし、この後毎日新聞の編集局長がインタビューであなたに“もったいない”という日本語について尋ねますが、もしその言葉に共感できたらぜひ広めて下さいとお願いしました。マータイさんはリデュース、リユース、リサイクルの3Rに通じる言葉として感銘してくれました。そのときの新聞の見出しは「“もったいない”国際語に」です。ここからひとつの事業が始まります。“もったいない”は世界に誇れる言葉です。事務局をつくり、“MOTTAINAI”として世界に発信していきました」

 

五年が経ち、“MOTTAINAI”の募金は八千万円に届き、環境を考えた商品は三千品目誕生。

その売上は植林の費用になっている。

そんな事業について真田さんはこう言う。


「ビジネスの部分は重要です。ロマンや希望を叶えるには経済的な基盤がないといけません。良いことをやろうと思ったらきっちりした透明なビジネスモデルが必要です」

 

“MOTTAINAI”が目指す森林再生によって生まれる綺麗な川の流れはそのままビジネスの透明さに左右されるのではないだろうか。素晴らしい事業だと思う。



そしてCASE3、これからの事についてお話いただく。

 

「オバマ大統領と“MOTTAINAI”を合わせた活動がしてみたい。オバマ大統領の活動にすり込んでもらいたい願いがあります。ありえない、けどやってみたいですね。これも人間関係や環境保全の土台を作っておくことで実現できるかもしれませんから」

 


さらに最後に失敗例を聞かせて頂いた。


「南アフリカの初代の黒人大統領ネルソン・マンデラ氏についてです。今年92歳。南アフリカ人種差別撤廃の象徴です。今年の二月に「インビクタス」という南アフリカのラグビーチームが世界優勝を果たすまでの映画が公開され、彼にインタビューをしたいと思いました。さらにマータイさんたちと対談をして世界に発信したかったんです。その提案は手紙で丁寧に断りのお返事がきました。しかし自分のやっていることをその場かぎりで終わらせないように次の一手を考えることが大切です」


 

「人間としての平和と環境保全の追求、日本人としての役割に年齢は関係ありません。毎日新聞をやめても関わっていきたいですね。また今までのことも毎日新聞だからできたことです。インビクタスとは希望を捨てない、へこたれない、不屈という意味です。それを書いた詩人の言葉にこんなものがあります、


“I am the master of my fate. I am the captain of my soul.”

“私は自らの運命の師であり、私は自らの魂の指揮者なのだ”


ネルソン・マンデラが獄中で唱え続けた言葉でもあります。みなさんもなるべく挫折しないように楽しく、信念は曲げずにいてください」

 

いち記者としてではなくいち人間としての環境問題まで踏み込んだ真田さん。


クリエイティブな発想そして失敗した経験をも次に生かす貪欲さはどの分野にも必要な力である。


真田和義さん、貴重なお話どうもありがとうございました。


小山でした。

posted by: 日芸マス研 | ゲストによる講義の記録! | 00:09 | comments(0) | trackbacks(1) |-
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