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講義 鴻池朋子―想像力と遊ぶ人


小山です。

日付は変わりましたが27日、
新宿カルチャーセンターにてアーティスト鴻池朋子さんの講義を聞きに行ってきました。

鴻池朋子 Tomoko Konoike
1960年秋田県生まれ。
85年東京芸術大学日本画専攻卒業後、玩具、雑貨の企画デザインに長年携わり、現在の制作活動の重要な核を形成する。
97年より作品を発表。出品作品すべてを巻き込む展示力で、壮大なスケールの世界観を表現し高い評価を得ている。
また、2005年より4章からなる巨大絵画の物語シリーズを東京都現代美術館、森美術館(東京)、大原美術館(倉敷)等で発表し、時間という命題を「物語」という仕掛けとして展覧会に取り込み話題となる。
06年「The Scarecrow」アヴァロフ美術館(ギリシャ)、「Rapt!」CCP(オーストラリア)、08年「広州トリエンナーレ」広東美術館(中国)他、海外展も多数参加。白く顔のない「みみお」などの独自の生きものが登場するアニメーションや絵本の制作、澁澤龍彦『狐媚記』(平凡社)の挿絵、「Aランチ」、「六感の森」展などの展覧会企画など活動は多岐にわたる。国内外美術館等のコレクション多数。


処女作となるアニメーション作品を世にだした1998年の話を皮切りにして、行われていく展覧会、個展をスライドショーとともに語っていく。作ったら一体何をやりたかったのかを忘れてしまうらしく、作品の見せ方、流れ、どう人に伝えていくのかという視点で話は進んでいく。


昨年東京オペラシティで開かれた個展『インタートラベラー 神話と遊ぶ人』について。観客がトラベラー=旅人として作品を体験していくようにしたかったという。
インタートラべラ―に展示されていたふすまに描かれた作品の話になる。

「ふすまにはその奥の間を連想させる。そのふすまを閉めて描かれた作品に、なんとかして背後をつかみたいという気持ちをもつんじゃないか。そこに芸術があるんじゃないかと思った。のぞきこむことで気持ちがぐっと作品に入り込む。それを地球の中心に向かうようにした」

地球の地表からマントルを通り最深部へと進み、また地表にでる、そんな流れがあったこの『インタ−トラベラー』。鴻池朋子の考える地球の中心にはミラーボールのように輝く大きな赤ん坊の顔があった。

「地球の中心で旅人は何を見るのか、鏡のような自分自身、赤ん坊と出会うんじゃないか」


1998年にはじめて作ったアニメーション、のちにミミオというキャラクターを生むことになる作品の話になる。

「ただ鉛筆を動かすのが楽しかった。アニメーションのなかで自分の視点の代わりになるものが必要になりミミオは産まれた、べつに名前をつけることもなかったが耳が手のようになっているから、ミミオ。どうして名前がないといけないのか疑問だった。
アニメの語源はアニマだそうで、生命を吹き込む、動いていないものが動くという意味らしいです。でもやっぱりアニメ―ションをやるとしっかりとした絵を描きたくなる、流れている自分と、一瞬をじっくりと見たい自分がいるんです」

そして、絵本を描く話となるが私自身が心底感動したのがこの本についての話である。

「開くと始まり、閉じると終わるから本は面白い。開くときに想像力を使うんです。本が存在すること自体がすごい、人を違う次元に向かわせるんです」

この考えは、すごい。


そしてまた各地で行った展覧会、個展の話になる。海外での展覧会に唯一の日本人として呼ばれた話をする。

「ギリシァに行ったとき、私以外のアーティストはヨーロッパの方だったんですね、ほとんどの作品が社会的な事情を背景にした作品で、戦争なんて体験したことない私をまるで未来人を見るようにみられたんですね。でも私のアニメーション作品はすごい人気で掃除の方も足を止めるくらい。そのときに心からバンザイをしたい気分でした、コンセプト、社会性がなくてもこれだけいいものが作れるって。ものをつくることは社会事情よりもっともっと深く入っていくことなんです」


そして2008年に行われた個展『隠れマウンテン』においてのふすま絵の話になる。

「ふすまには黒い枠がついてますよね、それがまるで風景を覗いているように見えませんか。ふすまの語源はふとんなんですが、ふとんは何かを覆い隠す、死を包む布」からきているそうです。その背後に何かある、それを開くかどうかはその人次第なんです」


また目の見えない方に対しての展覧会も行ったことがあるという経験からこう語る。

「作品は光、人間は光を見ているんです。見るということは、目を閉じたら見えなくなるということなんです」

「見るだけではないものがあります、作品側になにか答えがあるとつねに見る側がいる感覚を持っています。見る側がここにいるという感覚がないとだめなんです。観客のような作家になりたいです」

「結局電気を消して真っ暗になったら作品はなくなってしまいます、それではだめなんです、そこにいる実感の手ごたえを感じなければいけない、そういうことがわかってきました」


最後にこれまで数々の取材を受けてきた経験をふまえたうえで、

「インタビューは言葉で何かを求めてくるんですよね、私は作品をつくっているのに。でもタイトルをつけることや話をすることが苦手だったんですが、最近私は言葉を話したいために絵を描いているのかもしれないと思うようにもなって。新しい発見でした」


想像力とはなんなのだろうか。深く考え込ませられる。

きっと芸術の心の臓とは私には見えないふすまの奥にあるものなのだろう。


小山でした。

posted by: 日芸マス研 | OB・小山の日記 | 01:42 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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