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晩秋〜2度目の奇跡〜 その

副部長の藤野です。


11月24日の記事のつづき、「晩秋〜2度目の奇跡〜」第二弾です! 


ではでは。。


※これから舞台をご覧になる予定があるかたは、もしかしたら“ネタバレ”になるかもしれませんので、この記事はご鑑賞後、ご覧いただくことをお勧めいたします。


《続きは下の「続きを読む」をクリック!》



晩秋〜2度目の奇跡〜
その2


 とにかくまずは、このことを皆に連絡しなければ・・・! と思い立った私は、急いで携帯電話を開いた。家を飛び出したとき、握りしめてきた待ち合わせ時間、場所などをメモした紙を見ながら、慎重にボタンを打った。(しかし、よほど焦っていたのか、今読み返してみると変な文体である)
 乗り換えで危うく、反対方向へいく電車に乗りそうになりながら、なんとか明治座までたどり着く。皆は先になかへ入ったようだ。とにもかくにもまずは、誰かと会って話がしたい。
 ホールは人でごった返している。目に飛び込んできたパンフレットを、流れに乗ってすばやく購入し、自分の席のある、3階席まで向かう。
 しかし、上れど上れど席までたどり着かない。明治座の構造が特殊で、3階席が5階にある、という複雑な造りになっていることを知ったのは、このしばらく後である。(しかも“3階席にゆかない階段”まであり、さながら“千と千尋の神隠し”の油屋に迷い込んだかのような心持ちになるのだ)
 廊下には土産だけでなくなぜか、婦人服を売っている売店まである。それらの活気と人の間を縫って、息を切らしながら、ようやく席にたどり着く。
 しかし、そこには誰ひとりメンバーが座っていなかった。「とにかく誰かに会って情報を交換しなければ」と焦っていた私は、そこだけごっそりと空いた席を見つめ、完全に混乱した。電話をかける。ひとり、またひとり出ない。もしかして今日の公演ではなかったのか。チケットを確認しようと、鞄を探る。さっき半券をちぎってもらったばかりのチケットが出てこない。混乱は募るばかりである。半券をちぎられた、ということは今日の日付で合っているはずだ、と思い直す。ということは、皆の身になにかあったのだろうか。どうしよう。
 こんなことを考えながら、せっかく上ってきた階段を再び降り始める。4階にたどり着いたころようやく、先生と電話がつながったのである。
「もしもし」
「あの・・・みなさんと会えましたか」
「どうしよう、お花とか」
「今どこにいらっしゃいますか?」
「開演直前だけど・・・やっぱり用意した方がいいよね」
「僕は4階にいるんですけど」
 喧噪と焦りからか、話の内容がてんでばらばらであったことに気づいたのは、少し後のことである。どうやら先生はしきりに、「お会いするなら花束を差し上げたい」ということをおっしゃっていたようである。「森さんにお会いできる」ということがあまりに晴天の霹靂だったので、花束を差し上げる、という考えにいたらなかった自分を恥じた。
「では、近くに花屋があるか、訪ねてみます」
 ということで話は落ち着き、電話を切る。売店の人に、この近くで花屋がないか聞いてみる。すると、出てすぐのローソンのそばに、あるというではないか・・・! が、いくらそばといってもこの混雑ぶり。開演までにまた、あの3階席という名の5階までたどり着くだろうか・・・。
 そんなことをもんもんと考えていると「あと」と売店の人が話をつづける。その人の話だと、3階にある受付にいけば、なんとかなるらしい。もっと近くの花屋を紹介してくれる、ということなのだろうか。それともそこに花屋がある、ということなのだろうか。よくわからないがとりあえず、向かおう。
 3階の受付の前でようやく、先生にお会いできた。曰く、花束を頼んでおいたら、そこで注文しておいてくださるらしい。「そんな便利なシステムがあるとは・・・!」と、感激もつかの間、どんな色にするか、で悩む。この前差し上げたときは赤いバラだったし、今回はやはり・・・。
 そんなこんなで、席にたどり着いたのは、開演数分前。先に座っていたメンバーに「ぎりぎりすぎる」とたしなめられながら、ほかのお客さんの合間を、申し訳ない気持ちで縫いながら席に着く。
 そうしたどたばたのなか、乱れた呼吸を整える間もなく、開演したのである。
 最初はこの『晩秋』に“特別出演”される森さんがいつ登場されるのか、ということでやきもきしていたが、板東三津五郎さんや八千草薫さんの演技のすばらしさ、内容の分かりやすさに、すぐに感情移入する。すっかりさっきまでのことが嘘のように、舞台に没頭したのである。
 一幕の終わり、今までの雰囲気から一転、軽快なジャズとともに奈落から森さんが歌いながら登場した。そのとき私は、会場が瞬時に一体となり、まるでその場がずっと、コンサート会場であったかのような感覚に陥った。艶やかな紫色の着物を身にまとい、進駐軍に囲まれて歌う森さん。私は思わず、身を乗り出していた。
 3階席、真ん中2列目にいた私は、その距離を忘れ、“目の前に森さんがいる”という気持ちになったのだ。
                                     つづく

posted by: 日芸マス研 | 森光子さんとの交流 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |-
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